top of page

ミニオープンセミナー
「町のニーズに応える――教育相談所におけるありふれた臨床」

 ミニオープンセミナーは、通年の参加者以外の専門家にもご参加いただける、2時間のセミナーです。通年の研究会でいうところの「臨床研究」を体験していただける機会となります。テーマは「教育相談」です。
 「臨床研究」は、発表者の介入の良し悪しを検討することで技能の向上を目指すいわゆる事例研究とは異なり、発表者の実践している臨床のフィールド自体を検討対象とし、そこで心理職がいかなる仕事を行い、その仕事がいかなる社会的意義があるかを検討することを目的としています。発表・論文化も目的のひとつですので、どのようにして問いを立てるか、どのような考察が意義をよく伝えられるか、といった点も考えていきます。

 通年参加を考えておられる方で一度「臨床研究」がどんなものかを見てみたいという方ももちろん歓迎ですし、今回のテーマである教育相談に興味があるという方も歓迎です。

 オープンセミナーよりは定員が少ないものの、現地枠も設けております。本研究会の目的のひとつに、一人職場が多く孤立しがちな心理職のつながりの場を提供するというものがありますので、その機会としてもご利用いただければと思います。

 オフライン・オンライン問わず、多くの方のご参加、お待ちしております。

  

日時・スケジュール

2024年12月15日(日) 14:00-16:00

​実践報告:「町のニーズに応える――教育相談所におけるありふれた臨床」安藤徹氏

司会・討論:東畑開人、山崎孝明

 

会場

TKP品川カンファレンスセンターANNEX カンファレンスルーム8(東京都港区高輪3-13-1 TAKANAWA COURT 3階)

*ハイブリッド形式ですので、オンラインの参加も可能です

*1か月間(2025年1月14日 火曜日 まで)見逃し配信をいたします。当日現地/オンライン参加された方もご覧いただけます

参加費

・現地参加(定員:90名)

 一般:4000円、学生:3000円

・オンライン参加(定員なし)

 一般:3000円、学生:2000円

*申し込み完了後に、振込口座をご連絡いたします

参加資格

・臨床心理士、公認心理師のいずれか、または両方をお持ちの方

・臨床心理学系の大学院生

・上記以外の方は、個別にご相談ください:arifuretarinsyou@gmail.com

*守秘義務を遵守するため、資格証明書・学生証のデータを提出していただきます

申し込み方法

以下のフォームよりお申し込みください​(2024年度研究会参加者は、メールでお知らせした別フォームでご応募ください)。

https://forms.gle/28c3HLy2ADsdgP3Z6

申し込み〆切

現地参加の申し込み締め切りは2024年12月7日

 *会場参加には限りがありますので、定員に達し次第締め切ります

オンライン参加、オンデマンドの視聴申し込みは期限を設けませんが、セミナー当日は対応できませんことをご承知おきください

登壇者

安藤徹(医療法人山水会 香椎療養所)

​福岡教育大学大学院教育学研究科修士課程修了後、九州大学大学院人間環境学府博士後期課程満期単位取得退学。教育臨床や病院臨床等に従事。児童思春期を中心に臨床活動を行っている。

東畑開人(白金高輪カウンセリングルーム)

京都大学教育学部卒、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。精神科クリニックでの勤務と、十文字学園女子大学准教授を経て「白金高輪カウンセリングルーム」主宰。博士(教育学)。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。著書に『野の医者は笑う―心の治療とは何か』(誠信書房2015)『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房2017)『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院 2019)、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋 2021)、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社 2022)、『聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩書房 2022)、『ふつうの相談』(金剛出版 2023)、『雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら』(KADOKAWA 2024)など。

山崎孝明(こども・思春期メンタルクリニック)

上智大学大学院博士後期課程修了。博士(心理学)。専門は、精神分析・臨床心理学。著書に『精神分析の歩き方』(金剛出版 2021)、『精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門』(共著 金剛出版 2023)、『当事者と専門家――心理臨床学を更新する』(金剛出版 2024)など。

bottom of page